一見興味がない話が繋いでくれるもの

私はありがたいことに、「聞き上手だね」と言っていただけることがあります。なぜ「聞き上手」になれたのかは、おそらく幼少期から気遣いタイプだったからかなと思います。いわゆる気質でしょうか。(一時期は、「話を聞いてほしい人」の餌食になって苦しむこともありましたが。)
しかし、せっかくの「聞き上手」を強みにしたいと考えるようになってから、さらに「聞き上手」になるために意識するようになったことがあります。その頃に私が意識するようになったのは「人に・人の話に興味を持つこと」でした。この人はどんなことに興味があって、どんなふうに捉えて感じるのかをしっかり観察します。たとえ自分にまったく興味がないジャンルのトークでも、まったく関係ない(笑)プライベートなことでも。
はいはい、と聞いてるふりをしていることも、そうなんですね、と適当な相槌を打つことは簡単ですが、私はあえて「とくにどんな好きなんですか?」「それはどうしてそう思ったんですか?」「もし逆の立場だったらどうしますか?」など、一歩踏み込んだ返しをします。相手にただ一方的に話してもらうのではなく、自分も会話に参加することで、意味あるものに変えていけますし、具体的に聞くことで「この人がどんな人なのか」が分かってくると面白いからです。(ちなみに本当に面倒だったりただの愚痴っぽくなると、上手に交わすことも大切です!)
今回は、私の実体験をもとに「相手に・相手の話に興味を持つこと」でどんないいことがあるか、を話したいと思います。それではどうぞ!

【自分のほしい情報を得られる】
自分の興味がある話を興味を持って聞いてくれるって、ぶっちゃけあんまりないじゃないですか。笑 だからこそ興味を持って話を聞いていると、とても喜ばれます。ただ、話を聞く中で「聞いてるだけの状態」になるとしんどく感じますよね。そういうときは、その話題の中でも「自分が興味ある方向」に持っていけばOK!すると、一見つまらない話もお互い楽しめる会話に変えていくことができるので、無駄にしんどい時間を過ごさなくて済みます。
また、興味を持って話を聞くことで、思わぬヒントを得られることもあります。「これ、あれに当てはめて使えそう!」「この考え方、私にはなかったから新鮮だな〜」と捉え方によって学べることもたくさんあります。意外とこういうところに、「答え」が潜んでいたりするんですよね。

【次の関係性に進める】
例えば、「初対面の人」「共通の話題がなさそうな人」と一緒になったとき。まさかのこういう場面で、「いつかの飲みで上司が話していた話」「友達のマニアックな趣味話」が生きてくるんです。「知らないと思うけど、実は●●が好きでさ」に対して、「知ってますよ!◎◎でしたよね?」と答えられると、「おー!なんで知ってるの!」?と一気に親密になれて、その場が簡単に盛り上がっていきます。
先日あった会社の飲み会でも、いつか誰かに教えてもらったお酒の知識が使えて、「おー!よく知ってるじゃん、いいねぇ!」と喜んでいただけました。笑 確かに、何話しても「知らないです」「興味ないので」と返されるよりも、「それ知ってます」「知らないので教えてください」と言われる方が嬉しいですもんね。
個人的に、「仲良くなりたいけれど、何話したらいいか分からない人」の時に、思わぬ話題が役に立ってくれて度々助けられてきました。他愛もない会話、侮れないっす。笑

【誠意が返ってくる】
興味を持って話を聞くという誠意が、見返りを求めていないからこそ、何かとして返ってくることが多いです。例えば、「こないだ話してたミュージシャンのライブ行ってきたよ〜!はい、これ好きそうなお土産買ってきたから食べて!」「こないだ話聞いてくれてありがとうね!お礼にコーヒーご馳走するよ。」という具合に、プラスで嬉しいことが起きたりします。他にも「こないだの話のあれすごく共感してくれてたから、こういう価値観近いのかなって思って。この本読んでみる?」と読みたかった本を貸していただいたことも!笑
ここから、「ライブどうでしたか?」「どこで買ってくださったんですか?」「また本の感想会しましょうよ」と返すことで、また一歩距離が近づき、少しずつ他愛のない会話ができるようになって親しくなっていきます。意外と親しくなってくると、どんな会話も楽しめてきますからね。
誠意を持って話を聞くと、相手から何かしらの誠意が返ってくるという経験は、決して少なくないのがまた面白いなあと感じます。

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興味がない話を聞く、その時間をどう過ごすのかはその人次第ですが、私は「興味を持って過ごすこと」で思いのほか得られるものがあるなあと思いました。もちろん、絶対どの場面でも役に立たないだろうな〜(こら!笑)と思う時もありますが、そういうときは冷静に、「この話、私だったらどうやって話すだろう?どうやったら、興味を持ってもらえる話題にできるだろう?」と考えます。そうすると、興味を持ってもらえる話し方も、それはそれで難しいことにも気づきます。
けれど、やっぱり「思わぬところで助けてくれる話」になることもあるって分かっているので、いろんな人のいろんな話題を満遍なく聞かせてもらっています。
ということで。お話を聞いてくださりありがとうございます。このお話もどこかで皆さまの役に立ちますように。


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